遅刻癖の原因は病気かも?

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flowerどうしても治らないなら他の病気を疑ってみよう!

どうしても治らないなら他の病気を疑ってみよう!

生活習慣の見直しや睡眠の質の改善を行っても遅刻癖が一向に改善されないときは、病気の疑いもあります。具体的には発達障害やうつ病、睡眠相後退症候群(DSPS)等の疑いです。では、この3つの症状についてご説明します。

大人の発達障害

これは、医学的には脳機能障害の一種となります。症状としては他人とのコミュニケーションや社会生活をおくることに困難を感じる場合があります。
そして次のような行動への影響も出てきます。「仕事のミスが多く、作業効率が悪い」「人の話を聞かない」「他人とのコミュニケーションがとれない」「空気が読めない」「落ち着きがない」「片付けられない」「急に怒りだす」等。以前は、子供特有の障害とされていましたが、ここ数年の研究や調査によって大人にもこの障害に苦しんでいる人が多く存在していることが分かってきています。遅刻癖だけでなく、上記にあげたような症状があるようなら、発達障害を疑ってみましょう。

うつ病

近年、広く知られるようになったうつ病ですが、その症状については詳しく知る人が少ないと思われます。症状としては、「自分が無価値に感じたり、罪悪感にさいなまれる」「仕事や家事に集中できず、決断することなどもできない」「死んでしまいたいと思ってしまう」「食欲が低下したり増加したり、体重が増減する」「寝つきが悪く、変な時間に目が覚めてしまう」等。
さらに、うつ病の症状の一つとして睡眠障害があげられます。自分で睡眠がコントロールできず寝つきが悪くなり朝起きることができない、疲労感などから朝に目が覚めても起き上がることができない等の症状があるなら、うつ病かもしれません。

睡眠相後退症候群(DSPS)

これは慢性的な睡眠のタイミングに関する障害のひとつとなります。とくに10代~20代に多くみられる症状で、長期の休みなどに昼夜逆転の生活をしたり、夜遅くまで起きていることなどが発症の原因となります。具体的な症状としては、「早く寝ようと思っているのになかなか寝られず、朝は目覚まし時計を準備していても起きられない」「睡眠時間を長く取れないため、起床するのが困難に感じる」「起きる意志は強いのに、必要な時刻に起床できない」「睡眠の遅れが、少なくとも1週間以上続いている」等。